
私、先輩から無視されたり、悪口を言われたりするようになってとても辛いです。
保育士は人間関係に悩みやすい職業とも言われていて、いじめがあるという話もよく聞きます。
子どもたちを教育する立場の人間が、いじめを起こすなんて残念で仕方ありません。



この記事を書く私は、保育歴8年の元保育士。
私も新人の頃、先輩保育士にいじめを受けました。
どんないじめを受けたかは、後半で少し紹介しています。
いじめられる辛さを経験したからこそ言えるのは、「いじめは絶対に我慢しちゃダメ」ってこと。
我慢した分、あなたの心がただただ弱っていくだけだからです。
頑張って働いているのに、それってとてもおかしいですよね。
なので、この記事で解説する「いじめの解決策」を参考にしながら、いじめから自分を守るための一歩をぜひ踏み出してほしいと思います。
この記事では、「いじめる人・いじめられやすい人の特徴」なども合わせて解説していきます。
さまざまな角度からいじめについて知っておくと、いじめに発展させない対策にもつなげていけると思うので、ぜひ参考にしてください。
いじめという大きなストレスを取り除いて、のびのびと働ける環境を手に入れましょう!
- いじめの実態
- いじめが起こる原因
- よくあるいじめのパターンと実例
- いじめる人の心理・特徴
- いじめられやすい人の特徴
- いじめられたときの解決策
保育士の離職理由からいじめの実態を読み解く


東京都福祉保健局の令和元年東京都保育士実態調査報告書によると、保育士の退職理由第1位が「職場の人間関係」になっています。
推測になりますが、人間関係の悩みとしては、
など、いろいろ考えられるでしょう。
そして中には、「いじめがあった」という理由で退職した保育士もいるはずです。



いじめが原因で、職場を辞めるという現実があるというのは悲しいことですよね。
保育士の人間関係の悩みについてもっと知りたい方は、「コミュ力低い保育士でも大丈夫!人間関係で悩んだときの対処法4選」の記事にも目を通してみてください。
保育士にいじめが起こる3つの原因


ここで、保育士のいじめが起きてしまう原因を深掘りしていきましょう。
主な原因は、以下の3つです。
- 女性社会の職場だから
- 閉鎖的な環境だから
- 忙しくて心に余裕がないから
では、順番に見ていきましょう!
①女性社会の職場だから
保育園の職員は、大半が女性保育士。
そのため、女性社会ならではのトラブルが発生しやすい環境と言えます。
起こりやすいトラブルとしてあげられるのが、「派閥争い」や「陰湿ないじめ」
中学や高校でしていたようなことが、社会人になっても行われているのです。
また、女性だらけの職場では、素の自分を出しやすく、思ったことや感情をストレートに表現するような性格のきつい保育士も少なくありません。
これにより、強気な人と弱気な人との間で権力の差が生まれやすくなり、いじめに発展するケースも考えられるでしょう。
②閉鎖的な環境だから
保育士は、限られた空間の中で1日の大半を過ごします。
外部との交流も少ないので、閉ざされた環境と言えるでしょう。
この閉鎖的な環境が、いじめを発生しやすくしています。
例えば、閉鎖的な環境は、マイナスな感情をうまく処理できにくい環境であると言えます。
保育士は、長い時間室内にいるので、ちょっとした息抜きや気分転換ができません。
その結果、ストレスをため、攻撃的な人を生み出していると考えれるでしょう。



逃げ場所がないんですよね、保育士って。
また、保育はチームプレーでもあるため、連携は蜜に取らなくてはいけません。
閉鎖的×蜜な関係という状況が、人間関係のこじれやすさの原因にもなっています。
③忙しくて心に余裕がないから
人は心に余裕がないと、気持ちがピリピリしやすく、優しい気持ちが持てないものです。
そこから、いじめに発展してしまうケースもあるでしょう。
保育士は激務で、子どもの命を預かるという重い責任のある仕事。
まさに心に余裕のない人が多い職場です。
つい感情的になったり、ささいなことが許せなかったりすることから、いじめにつながることもあるでしょう。



疲れてイライラしてしまうことは誰にでもあること。
それでも、いじめは絶対にダメ。
保育士によくあるいじめのパターンと実例


実際、保育士のいじめとはどのような内容なのでしょうか。
保育士によくあるいじめのパターンを下にまとめてみました。
- 無視をする
- 悪口を言う
- 仲間外れにする
- 仕事を教えない
- 子どもや保護者の前で叱る
- 書類を何度もやり直しさせる
- 失敗を必要以上に責める
- 保護者対応を押し付ける
- 勤務時間外に仕事を押し付ける
- 何度もシフトを代わってもらう
- 上司にマイナス面ばかりを報告する
- やることすべて否定する
- 子どもとの触れ合いを邪魔する
- 保育を丸投げする
- 保育を妨害をする
- 失敗を押し付ける
- 大事な連絡を報告しない
いじめには、誰が見てもいじめと明確にわかるようなものもあれば、陰湿なやり口のものもありますね。
施設のトップである園長がいじめやパワハラを起こすことも。



大人になってもこんないじめがあるなんて、信じられない!
ここからは、いじめの実例をいくつか紹介します。
これは私の体験談や、知り合いの保育士から聞いた内容をまとめました。



知り合いの話を聞いていて心苦しくなりましたし、私自身も思い出すと悲しい気持ちが蘇ってきました。
いじめは本当にあってはいけないことですよね。
いじめる人の心理や特徴は?


なぜ人はいじめを起こしてしまうのでしょうか。
いじめる人の心理や特徴を以下にまとめました。
- 嫉妬や妬み
- プライドが高い
- ストレス発散
- 自分に自信がない
①嫉妬・妬み
嫉妬や妬みから、相手を攻撃する人がいます。
嫉妬や妬みの発端になっているものは、例えば、
- 自分より若い
- 自分より優れた技術を持っている
- 自分より子どもや保護者に人気がある
など。
自分に足りないものを持っている相手にジェラシーを感じて、攻撃をしてきます。
若くてピチピチな新人保育士が、特にターゲットになりやすいでしょう。
②プライドが高い
プライドの高さから、人をいじてしまうケースも。
プライドが高い人は、「自分が正しい」「自分はすごい」と思っている人が多いです。
そのようなタイプの人は、自分の考えを否定されたり、自分のすごさを認めてもらえなかったりするとイラッとしやすい傾向があります。
そこからいじめに発展する可能性はあるでしょう。



自分の正しさやすごさを相手に植え付けるために、いじめを起こすのはおかしいですよね。
③ストレス発散
自分のストレス発散のために、いじめを起こしているケースも。



これは、自分勝手な行動でしかありません。
ストレスを他人にぶつけるなんて間違っています。
④自分に自信がない
自分に自信がない人も、いじめを起こす可能性があります。
自分に自信がない人は、自分を大きく見せようとしがち。
その手段として、いじめを選んでしまう人がいるのです。
また自信のない人は、自分より弱い人がいると安心します。
つまり、いじめることで相手を下にして、自分の自信のなさをカバーしているのでしょう。



いじめる人は、自分の嫉妬心や自信のなさとしっかりと向き合って自分を成長させるべき!
自分の、物足りない何かを埋めるために関係ない人を巻き込むのは間違っています。
いじめられる人の特徴は?


いじめられる人にはいくつか共通点があります。
いじめは絶対にあってはいけないというのは、もちろん大前提の話。
しかし、いじめられる人の特徴を理解しておくことでいじめのリスクを減らすことができるのも事実です。
「なんで、自分はいじめられてしまったんだろう」と悩んでいる人は、以下の特徴の中から自分に当てはまるものがないか確認してみてください。
【いじめられやすい人の特徴】
- 言い返せない、自分の意見が言えない
- 断れない
- 自分が悪いと考えてしまう
- 真面目すぎる
①言い返せない、自分の意見が言えない
特徴の一つ目は、相手から理不尽なことを言われたのに言い返せない人または自分の意見がはっきり言えない人。
いじめる人はまず相手を見極めます。
自分より強そうな人には、手を出しません。
何も言い返してこない人、意見を言わない人は、弱い立場だと認識されやすく、
「この人には何を言っても、大丈夫」
「ちょっとわがまま言ったて、何でも受け入れてくれるから大丈夫」
と思われて、いじめに発展していくケースがあります。
②断れない
相手の要望をうまく断れない人も、いじめられやすい特徴を持っていると言えるでしょう。



相手に仕事を依頼されたとき、自分も大変な状態なのに仕事を引き受けてしまうような人がこのタイプ!
私も実は、この傾向がありました。
いじめる人は、相手が断れない優しさ、お人好しさを理解したうえで声をかけています。
「何をお願いしても、この人は受け取ってくれる」
という判断から、相手に仕事を無茶振りしたり、自分が嫌な仕事を押しつけてきたりします。
要望がエスカレートして、いじめに発展していくケースはあるでしょう。
③自分が悪いと考えてしまう
特徴の3つ目は、相手の理不尽な指導や言いがかりに対して「自分が悪い」と捉えがちな人。
このようなタイプは、自分に自信がない人がほとんどで、何でもマイナス思考に考える傾向があります。
なので、相手に非があったとしても「できない自分がダメなんだ」「怒られる自分がいけないんだ」というような感じで、自分を責めてしまう人が多いです。
これだといじめの境界線がわからなくなり、いつまでも自分を苦しめることになるでしょう。



私にもこの特徴があります。
「自分が悪いのかな?」と考えて、誰にも相談できなかったのがつらかったです。
④真面目すぎる
真面目すぎるタイプも、いじめられやすい人の特徴のひとつ。
真面目な人は努力家で、厳しい指導にも必死についていこうとする人が多いです。
それが「この人は、打たれ強いから大丈夫」という印象を相手に与え、指導がだんだんとエスカレート。
そして、いじめに発展していくケースが少なくありません。
保育士がいじめられたときの解決策4つ


では、自分がいじめの対象になってしまった場合、どうすればいいのでしょうか。
解決策は、こちらの4点です。
- はっきりと断るまたは言い返す
- 上司に相談する
- 専門機関に報告する
- 転職を検討する
自分にできる行動を起こして、つらいいじめから一刻も早く抜け出しましょう。
①はっきりと断るまたは言い返す
仕事を押し付けられたり、理不尽なことを言われたりして困っているという人は、はっきりと断るまたは言い返すようにしましょう。
あなたをいじめる人は、あなたの断れない気の弱さや優しさをこれまで利用してきたはず。
「何を言っても引き受けてくれるだろう」「何を言っても大丈夫だろう」と思われてしまっているので、あなたが嫌がること、傷つくことを平気でしてきます。
これを食い止めるには、
「私はその仕事はできません」
「私はそうは思いません」
などと、はっきりと断ること・言い返すのが1番効果的。
あなたの意思をはっきり示すことで、相手も「この人には、もう言っても無駄か」とあきらめるでしょう。



いじめている人が100%と悪いですが、いじめから抜け出すには自分が行動を変えることも大切です。
あなたはきっと優しくて真面目な性格なので、断ることや言い返すことに慣れていないと思いますが、自分を守るためにぜひ勇気を出して行動してみてください
②上司に相談する
いじめは一人で抱え込むことではありません。
自分がされて困っていることを、正直に上司に相談してみましょう。



相談するにあたって、上司の信頼性は大事!
自分の相談を真剣に取り扱ってもらえそうかどうかを判断した上で相談しましょう。
「いじめを報告したら、もっと状況が悪化するんじゃないか」と、怖い気持ちもあるかと思います。
しかし、いじめられているあなたは、すでに弱っている状態。
なので、人を頼って、助けてもらう選択肢を持ちましょう。



上司がいじめの張本人の場合は、次の項目にある「専門機関への報告」を検討してください。
③専門機関に報告する
専門機関に報告することも一つの方法です。
専門機関を頼る判断としては、以下のような状況のとき。
- 園長がいじめの張本人である場合
- いじめが慢性化して収拾がつかない状態
このような状況だと園内での解決が難しいので、外部の力を借りることをおすすめします。



専門機関ってどういうところがあるの?
という人のために、代表的な相談機関を5つ紹介します。
社内の相談窓口 | 会社にもよりますが、いじめやパワハラの相談窓口を設けているところがあります。 特定の相談窓口がない場合でも、総務や人事などで話を聞いてくれるでしょう。 |
総合労働相談コーナー | 各都道府県労働局、全国の労働基準監督署内に設置されている相談機関です。 秘密厳守はもちろんのこと、無料かつ予約なしで相談が可能。 |
ハラスメント悩み相談室 | 厚生労働省が運営している相談機関です。プライバシー厳守で、相談無料。 電話以外にも、メールやSNSでは相談を24時間受け付けています。 |
みんなの人権110番 (全国共通人権相談ダイヤル) | 法務省が管轄する相談電話窓口です。電話をすると最寄の法務局・地方法務局に つながり、法務局職員などが相談に乗ってくれます。 |
法テラス | 国が設立した公的な機関。内容に合わせて、適切な相談窓口を 紹介してくれます。無料法律相談の対応もあり。 |
相談をする前には必ず、証拠を集めておくようにしましょう。
証拠があれば、話に信頼性を持たせることができ、早急に対応してもらえる可能性も高まります。
証拠として効果的なのは、ボイスレコーダー、電話の録音、メールのやり取りの記録など。
直接的な記録がない場合は、いじめの日・場所・内容などの詳細を記録したノートを用意しておくといいでしょう。
④転職を検討する
転職するのも一つの選択肢です。
転職で環境をガラリと変えるという方法は、意外とリスクが少ない行動と言えるかもしれません。
なぜなら、いじめ解決のために頑張って動いたとしても、それで100%クリアになるとは限らないからです。
うやむやにされてしまったり、返って事が大きくなってしまうリスクも考えられます。
「逃げるが勝ち」という言葉があるように、転職して環境をリセットするのも現実的な方法でしょう。
実を言うと、この記事を書く私も転職という方法を選んでいじめから抜け出せた一人です。
「これ以上、無理したら体が壊れる」と思って、4年務めた保育園を退職しました。
いじめのあった保育園を辞めて思ったのは、転職は立派な選択肢だったということ。
勤めているとどうしても視野が内側に向きがちで、「自分のために環境を変える」「自分で職場を選ぶ」という選択肢が見えずらくなっていることに後から気づきました。
転職の末、人間関係が良好な保育園に就職。
転職して正解だったと心から思いました。



ちなみに、転職するなら転職エージェントの利用がおすすめ!
保育に精通した担当者が、あなたの転職をサポートしてくれます。
「いじめられた経験があるから、人間関係の良い職場で働きたい」と希望条件をストレートに伝えてもOK!
保育士の悩みを知り尽くした担当者さんばかりなので、いじめられたことを恥ずかしがって隠す必要はありませんよ。
私も、転職エージェントを利用したときに、いじめがあったことを担当者さんに正直に話しました。
もう2度と、いじめられる経験をしたくなかったので。
実際、親身になってお話を聞いてくれて、とても安心できました。
おすすめの転職サイトは「【利用者が解説】保育士におすすめの転職サイト|ランキング5選」の記事にまとめているので、気になる方はぜひ参考にしてください。
まとめ:いじめは解決に向けて動き出すことが大事です
というわけで今回は、保育士のいじめについてお話してました。
悔しいかもしれませんが、いじめは自分から動き出さないとなかなか解決に向かいません。
つまり、自分を助けられるのは自分です。
勇気を出して、いじめから抜け出すための1歩を踏み出してみてください。
最後にもう一つのだけ。
「言い返す自信がない」「断る自信がない」という人は、もしかしたら自分に対する自信の低さが根底にあるかもしれません。
そのような方は、自己肯定感を高め、自分の考えや行動に自信が持てる力を養っていきましょう。
自己肯定感を高めると、「自分を守る力」や「自分を大切にする力」もパワーアップしますよ!



私もかなり、自分に自信がない人間だったので、自分と向き合う時間は別で必要でした。