【2022年最新】一目でわかる保育士の給料【手取りの早見表】

こんな悩みを解決する記事になっています。

ご紹介する「手取りの早見表」を見れば、保育士の手取りの実態や平均がわかり、今後の転職やキャリアアップなどに生かしていくことができますよ！

記事前半では「手取りの算出方法」を解説し、記事後半では「条件別｜手取りの早見表」を紹介していきます。

保育士の給料から手取りを算出する方法

まずは給料から手取りを算出する方法を紹介します。

算出方法を知っておけば、額面の給料に振り回されずに自分の受け取れる給料がわかるようになりますよ。

給料の手取りを知るためには、以下2つの用語を先に覚えておく必要があります。

これで給料の手取りを算出できるようになり、計算式は以下のとおりです。

「総支給額」ー「控除額」＝「手取り」

引かれる控除額を知っておくことも、自分の給料を把握するうえでは大切です。控除額の詳細を以下にまとめたので、確認してみてください。

控除の種類	概要
所得税	所得にかかる税金。所得が多いほど、所得税も増える。
住民税	１月１日時点で住んでいる都道府県・市区町村に収める税金。
雇用保険	雇用保険の加入でかかるお金。失業時に手当を受け取ることができる。
厚生年金保険	厚生年金保険の加入でかかるお金。65歳以上で年金を受け取ることができる。
健康保険	健康保険の加入でかかるお金。医療費の3割負担が原則として適用される。

【手取りの早見表】保育士の給料事情が丸わかり

ここでは、保育士の手取りの平均を表にまとめました。早見表としてぜひご活用ください。

以下の項目ごとに表を分けているので、気になるところからチェックしてみてください。

①公立保育士・私立保育士

公立保育士と私立保育士の手取りは以下の通りです。

役職	月収	月収の手取り	年収	年収の手取り
公立施設長	59万4465	47万5572	713万3580	570万6864
公立主任保育士	51万8548	41万4838	725万9672	580万7737
公立保育士	27万9797	22万3837	335万7564	268万6051
私立施設長	52万8826	42万3060	740万3564	592万2851
私立主任保育士	39万7212	31万7769	556万968	444万8774
私立保育士	26万2158	20万9726	367万212	293万6169

公立保育士は公務員に該当するので、給料は公務員の給料表に基づいて支給。これが、私立保育士との給料の違いです。

また公務員は「年功序列」のシステムがあるので、公立で施設長や主任保育士になると手取りもグンとUPします。

以下記事では、保育士のボーナス事情について解説しています。公立保育士・私立保育士のボーナスの違いや平均金額について紹介しているので気になる方はぜひ目を通してみてください。

》【2022年最新】保育士のボーナスはいくら？平均金額や支給日を解説

②年齢別

以下の表は、厚生労働省の調査をもとに作成した保育士年齢別の手取りです。

年齢	月給	手取り	年収	手取り
20～24歳	20万9600	16万7680	300万1000	240万800
25～29歳	23万1200	18万4960	349万7400	279万7920
30～34歳	24万200	19万2080	363万9000	291万1200
35～39歳	24万7600	19万8080	373万1300	298万5040
40～44歳	25万2400	20万1920	384万3700	307万4960
45～49歳	25万6100	20万4880	391万800	312万8640
50～54歳	27万8800	22万3040	431万2200	344万9760
55～59歳	28万1300	22万5040	430万3400	344万2720
60～64歳	26万4300	21万1440	395万2300	316万1840
65～69歳	24万3800	19万5040	359万3100	287万4480

手取りが13万以下で悩む保育士に向けて、以下記事で解決策を解説しています。手取りが低くてお困りの方は、ぜひ参考にしてください。》保育士の手取り13万はガチ話。給料を上げる方法はズバリ〇〇！！

③地域別

都道府県ごとの手取りをみていきましょう！

以下の表は、厚生労働省の賃金構造基本統計調査をもとに作成した「都道府県別、保育士の年収ランキング」です。

順位	都道府県	月収	月収の手取り	年収	年収の手取り
1	栃木県	29万14	23万31	434万95	347万96
2	千葉県	28万25	22万06	433万86	347万9
3	愛知県	25万69	20万55	403万62	322万9
4	神奈川県	26万95	21万56	402万61	322万09
5	京都府	27万07	21万66	399万85	319万89
6	東京都	27万76	22万21	398万49	318万79
7	兵庫県	26万53	21万22	392万67	314万14
8	大阪府	25万39	20万31	385万3	308万24
9	静岡県	24万72	19万78	382万16	309万73
10	青森県	24万57	19万66	381万82	305万46
11	宮崎県	24万4	19万23	379万66	303万73
12	岐阜県	23万36	18万69	375万65	300万52
13	長崎県	23万82	19万56	372万86	298万29
14	滋賀県	26万9	20万87	369万3	295万44
15	高知県	24万12	19万30	369万27	295万42
16	福井県	22万79	18万23	367万39	293万91
17	茨城県	23万57	18万86	366万08	292万86
18	埼玉県	24万85	19万88	364万13	291万30
19	奈良県	23万41	18万73	360万74	288万59
20	広島県	21万67	17万34	360万39	288万31
21	石川県	23万71	18万97	358万84	287万07
22	香川県	22万13	17万70	355万98	284万78
23	福岡県	24万02	19万22	355万87	284万70
24	三重県	23万07	18万46	355万37	284万30
25	鳥取県	23万11	18万49	354万65	283万72
26	富山県	23万38	18万70	347万66	278万13
27	山口県	21万25	17万	347万09	277万67
28	鹿児島県	22万61	18万88	345万87	276万70
29	長野県	23万29	18万63	345万32	276万26
30	岩手県	21万6	17万28	342万99	274万39
31	宮城県	23万72	18万98	342万83	274万26
32	大分県	22万41	17万93	342万36	273万89
33	熊本県	22万08	17万66	340万52	272万42
34	沖縄県	23万14	18万51	337万32	269万86
35	徳島県	23万39	18万71	335万29	284万23
36	島根県	22万28	17万82	334万55	275万64
37	山梨県	21万89	17万51	332万97	266万38
38	佐賀県	22万11	17万69	328万39	262万71
39	群馬県	21万13	16万90	325万45	260万36
40	岡山県	23万11	18万49	325万28	260万22
41	新潟県	21万68	17万34	323万	258万40
42	和歌山県	22万05	17万64	320万5	256万40
43	愛媛県	21万36	17万88	319万76	255万81
44	北海道	21万96	17万57	316万55	253万24
45	山形県	20万69	16万55	316万34	253万07
46	秋田県	20万81	16万65	311万79	249万43
47	福島県	21万64	17万31	300万67	240万54

１位の栃木県と最下位の福島県の年収の差は、なんと100万以上も！

最低賃金や処遇改善の取り組み方が各都道府県で違うため、給料に差が出るのでしょう。

④日本全体の年収

最後は日本全体の年収と保育士の年収を比較して、手取りをみていきましょう。

日本全体の年収は、国税庁の「令和元年分民間給与実態統計調査」。保育士の年収は、厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計」をもとに表を作りました。

	年収	手取り
日本全体の年収	503万	402万４
保育士の年収	363万46	290万77

手取りの年収は、保育士だと300万に満たない結果。

そして日本全体と保育士の年収差は、手取りで110万以上もありました。

以下の記事では、保育士の年収・ボーナスの詳細をそれぞれまとめています。「年収を上げたい」「保育士のボーナスが気になる」という方はそれぞれの記事をぜひチェックしてみてください。

年収｜保育士の平均年収が100万も違うワケ【公立・私立、地域、年齢】

ボーナス｜【2022年最新】保育士のボーナスはいくら？平均金額や支給日を解説

まとめ：保育士は給料が低め。理想の手取りを決めて少しずつ近づけていこう！

紹介した「手取りの早見表」をみて、自分の手取りが少ないと思った人もいるでしょう。

そんな方に向けて、最後に手取りをあげる方法を紹介します。

自分にできそうなものからぜひ取り組んでみてくださいね。

「保育士だから給料が低くて当たり前か…。」とあきらめずに、頑張って働く自分のためにも「自分は手取りがこれくらいほしい」と決めて少しずつ手取りを上げていきましょう！

以下の記事では、保育士の平均月収や年収など給料の情報がひとまとまりになっています。保育士の給料についてもっと知りたいという方はぜひチェックしてみてください。

》【2022年最新版】保育士の給料を大公開！低い理由と今後の引き上げ

「なんで保育士の給料は安くて当たり前って言われるの？」という疑問がある方には、以下の記事にも目を通してみてください。

》保育士の給料は安くて当たり前と言われる４つの理由と給料のあげ方